【ワイエイシイHD社外取締役に就任しました】

本日の定時株主総会にてご承認いただき、
東証プライム【6298】ワイエイシイホールディングス株式会社の社外取締役に就任いたしました。
ワイエイシイHDのさらなる成長と、
ステークホルダーのみなさまのご期待に添えるよう、尽力してまいります。
また、この貴重な経験と学びを、シーズプレイス、そしてNPO等の経営にも活かし、
ますます多摩地域を盛り上げていきます!

20年前、PTAや市民活動からスタートし、NPOと会社を起業し
「属性によらず誰もがその人らしく笑顔で暮らせる社会」を目指し、今日まで活動してきました。
この度、上場企業の経営という新しいステージを与えていただけたことに感謝し、
自分自身と社外取としてのミッションを、企業と社会の利益に繋げられるよう、
新たなアプローチでがんばります!
みなさま、今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いします。

さて、ワイエイシイHDは、多摩地域、昭島市に本社を構える今年50周年を迎えた
半導体、装置、機械メーカーで、17のグループ会社を傘下に、国内と海外に拠点を置く企業です。
85歳の現役創業社長が陣頭指揮を取っているエンジニア集団。
そんな多摩地域では数少ない上場企業、ものづくり、toB、男性主体の企業に、
ガチ文系でベンチャーな私がなぜ。。。!?

2年前、東証のガバナンスコード改定で、
企業の取締役や管理職などに女性や外国人などの「多様性確保」を求められたという流れから、
ご縁あって今期の就任に向けてお声がけいただきました。
また、先日政府から発表された「女性版骨太の方針」でも、
「東証プライム市場に上場する企業の役員について、
2025年をめどに女性を1人以上選ぶよう努め、
2030年までに女性の比率を30%以上にすることを目指す」とされ、
いよいよ「取締役会に女性はマスト」が待ったなしの状況になっています。
この3月のキヤノンの株主総会では女性の取締役がゼロとなったことで、
御手洗会長の再任が過半数ぎりぎりの賛成になったという「キヤノンショック」は、
多くの企業に影響を与えたことと思います。

とはいえ、ワイエイシイもですが、
取締役に昇進できる人材、女性管理職の割合はまだまだ少なく、
直近で内部からの役員昇進はハードルが高い状況です。
経営陣の意識変革と企業風土を変えること、
そして人材育成はすぐには結果がでないことから、
女性の管理職人材育成、キャリアパスの支援にしっかり取り組んでいくのは
緊急で重要な課題と感じています。
少子化で労働力人口が減る一方の日本で、持続可能で、
選ばれる成長企業であるためには、優秀な人的資本、
イノベーションが起きる多様で柔軟な視点を大切にした環境が必要不可欠です。
そのためにも意思決定層の多様性は本当に大切です。
ひしひしと感じます。

私も単なる「女性取締役」数合わせの人とならないよう、
危機感と使命感を持って、しっかり社外取として期待される役割を果たしていきます。