昭和記念公園で立川楽市

今日明日は昭和記念公園で立川楽市開催です。
東京立川こぶしロータリークラブのブースはクラブの活動紹介と、
BRJ社の電動キックボードBIRD体験会のご案内。

1年前の立川での立ち上げを皮切りにエリアも広がり、
現在、東大和・武蔵村山・昭島・国立・国分寺市でも利用できるようになった
実証実験中のBIRD、現在のところ事故も違反事案も0です!

実証実験では、安全に活用できるように、
BIRDにさまざまな制限を設けていますが(スピードや利用可能な時間、場所の制限など)、
なかなか一般市民に理解が進んでいない現状のよう。

先日の立川警察署協議会でも、ほぼシニア世代である全委員が、
不安や反対の意見を延々と言われていました。
私は人力でスピード出る自転車乗っていて、
何度も怪我し、自転車の攻撃性の怖さを実感しています。
そして歩道を歩いている際にも、電動アシスト爆走チャリの怖さも実感しています。

自転車はそんな危険性を小学生から教育してるし、
小学生は免許発行しないと乗れないなどの、実効性のある啓発活動しています。
だからこそ社会に受け入れられている、てか昔からあるから「当たり前」という体。
でもBIRDはそんな自転車のスピードの3分の1や半分程度。
「なぜ国が実証実験をやっているのか」「電動キックボードのある未来のまち」や、
「目指すべき社会について」
など、もっとビジョンと具体的な安全対策を市民に伝えていかないと、
特に高齢層にはいたずらに不安を煽る状況が広がるのではないか、
憎悪や分断が広がるのではないかと心配しています。

警察署協議会のシニアの意見から思うに
「制スピードもない、見たことのない原付バイクがメットも被らず歩道をワガモノ顔で爆走する」
という誤解や、公共交通事業者は
「安定性のない小口径の遅い乗り物が車道を走る」
という、不安があると。

電動キックボードの社会実装実験でさえ、
これほど未知のことやイノベーションを受け入れがたい層が多い、
この地域社会を実感しました。
何事も「未知の物に対して受け入れ難し」という価値観や、
自分たちの意見を表明しやすい層の意見は政治や行政に届きやすいと思います。
声の大きな個別案件に対応して、総論見失ったり。
どの層の意見をピックして、未来、地域社会をデザインするのか、
がリーダーに問われているのかと思います。
ホントこのままでは日本の行方が心配です…

岸田内閣が2022年を「スタートアップ創出元年」とし、
イノベーションの鍵となるスタートアップを5年で10倍に増やすと宣言しました。
掛け声だけでなく、日本のマーケットの大半を占めるシニア層、
地域やユーザーにどうイノベーションを理解していただき、恩恵のイメージを届けるか。
あるべきビジョンをどう見せるか。
晴天の平和な芝生であらためて考える私です。